うちの子供も、もうすぐ1年生。
幼稚園時代もあっという間でした。
「いよいよ、小学生かぁ~」と私が感慨深くしていると
妻はなんだか忙しそう・・・
妻が作業している姿を見て
「おいおいバカかよ~!」
と思わず叫んでしまいました。
お名前シール地獄
小学校になると、いろいろ道具を買います。
筆箱、消しゴム、鉛筆・・・
で、これらの持ち物には「全て」名前を書かなくてはなりません。
あるいは「お名前シール」を持ち物全てに貼ることになります。
まあ、物がなくなると困りますから、名前を書くのは当然と言えば当然。
私の子供の頃もノートや筆箱には名前を書いていました。
でも、鉛筆1本1本にまで、名前を書かなくてはならないって
ちょっとおかしいと思いませんか?
画像引用:http://item.rakuten.co.jp/sanwadirect/lb-name19k/
確かに、筆箱やノートなどに名前を書くのは納得がいくのですが
名前を書くのは「紛失したら困るから」ですよね。
紛失した時に見つかるように名前を書くと思うのですが
逆に言えば「紛失しても別に困らないもの」なら
わざわざ名前を書かなくて良いと思いませんか?
例えば鉛筆が1本なくなっても、新しく買えばいいことです。
どっちみち鉛筆なんて使っていくうちに短くなりますし
なくなって新しく買っても数十円。
その数十円のために、時間をかけて名前を書くのって
すごく面倒ですよね。
でも、鉛筆程度なら、まだ許せるんです。
恐ろしいのは「お道具箱」
画像引用:http://www.sealkozou.net/
これ、全部に名前書くんですよ!
何十個もあるおはじきや、わけのわからない大量の棒やサイコロ・・・
セットになっている数のカードなど、かなりの数に
いちいち名前を書く必要があります。
もちろん、普通に名前を書くのは大変ですからシールを購入して貼れば良いですが
それにしても面倒な作業・・・
大人2人がかりで全部貼るのに2時間近くかかりました。
「おはじきや、変な棒が1本くらいなくなっても、また買えばいいんじゃない?」
と妻に言うと
「だって、規則だから守らなきゃね」
やれやれだぜ・・・
名前がないのを先生に見つかって怒られたら困るから
やっぱりしなきゃいけないとのこと。
で、しょせん2時間ほどですから、面倒でもすればいいだけと言えばそうなんですが
なんだか釈然としない。
私はこういう「意味のない作業」が大嫌いなのです。
まだ、うちはいいんですよ。
妻は専業主婦だし、私も仕事はそれほど忙しくないので
時間に余裕がありますから。
でもシングルマザーとかで、仕事と子育てしているお母さんがこれ見たら
なんて思うのでしょうか?
忙しい時間をやりくりしているお母さんが、こんなつまらない作業をしなきゃいけないって思ったら絶対めちゃくちゃ腹が立ちますよね。
こういうお役所的なことってやめれないのかなぁ・・・
結局「ことなかれ主義」なんだよね
なんでこんなことやるかっていうと「ことなかれ主義」に原因があるんだと思います。
名前をつけるのも、昔は言われなくても自分の家で判断して、何に名前を書くか決めていたはず。
名前を書いていなくてなくしたら、それは「自己責任」
名前を書かずに物をなくしても誰にも文句が言えなかった。
でも、多分「モンペア」とかが「うちの子供のものがなくなった」とかクレームつけだしたんだろうね。
それで学校側の対応策として「持ち物には名前をつけよう」って決まったんだろう。
「じゃあ何に名前を付ける?」って会議で問題になって
「全部にしときゃ問題ないんじゃない?」
ってことになったんではないだろうか。
とりあえず何か問題になったときに「自分はこういう対策をしました」って言えれば、なんとかなるのが日本の文化。
要するに、効率とか費用対効果とかあんまり考えない文化だよね。
学校とかお役所とか、「ほんとになんでこんなに生産性が悪いんだろ」って思います?
みなさんは、どう思いますか?